金町空手道場は東京都葛飾区の極真空手道場です。

本日の全ての稽古指導を終え、12時過ぎに道場を閉めて車に乗るとフロントガラスが凍っていました。

溶けるのに数分かかりましたが、こんな夜は今年初めての事でした。

これが昨日だったら雪も降っていたのかもしれませんね。

昨日は茨城県で大会が行われましたが、こんな事がありました。

小学生の試合が行われていた時、私は2試合後に行われる選手の横にいました。

現在行われている試合が突如中断され、何があったのか聞こえませんでしたが、手につける小節サポーターが規定の物と違うようでした。

セコンドに入っていた先生は困って２階に走って取りに行きました。

戻ってきて試合再開と思いきや、その拳サポーターも規定の物ではなくまた困り果てています。

よく見ると知っている先生でしたので、拳サポーターを貸そうと思い、金町道場の試合が終わった選手に拳サポーターを貸してあげて欲しいと、２階に取りに行ってくれと言いました。

すると、後ろから声をかけてくれた見知らぬ選手が私に声をかけてきました。

「先生、これ僕のですが使ってください。」

すぐにそれを知り合いの先生に「これ、あの子が貸してくれました。どうぞお使いください。」と言いました。

試合は無事再開しました。

貸してくれた子に、「ありがとう」と言い、どこの道場か聞くと、「坂本道場の真岡道場です。」

金町道場と同じ極真坂本派で、私の事を知っていて声をかけてくれたようです。

おせっかいかもしれませんが、困っている人がいると手を差し伸べてしまう性格で、さらにそれを見ていた子も行動を起こしてくれました。

人に物を貸す事をためらうご時世ですが、困っているのかなと感じて行動に移せる気持ちはとても素晴らしいことです。

その後の試合でも、金町道場生の選手が膝サポーターを忘れてしまい困っていた所、色々と声をかけてくれてサポーターを貸してくれました。

困っている人がいればためらわず、動いてくれる心がとても心が温かなりました。

本当にありがとうございました。