心を動かす

投稿日時:2019/09/19(木) 23:59
木曜日の稽古

「3~6歳ゆっくり」クラスでは新しく入会してくれた仲間がいました。今日が初めての稽古だった子はお母さんがいなくなると30分泣いていました。過去には50分大きな声で泣き続けた子もいます。

優しい先輩達がどうにか泣きやませようと、稽古をして欲しいと優しく声をかけ続けますが、一向に泣きやみません。

そんな時はどうすれば良いか?

答えは「しばらくほっておく」です。

お父さん、お母さんが近くにいないことに諦めを感じます。ここで一度「泣いていいよ。またあとで声をかけるからね。」と言って離れます。

ここで強引にやらせようとしたり、泣きやませようとするとなおさら大きな声をあげて泣きます。ですから子どもに考えさせる時間を与えます。何故先生はこう言ったのか?と。

そのうち他の子達がやっている稽古を見るようになります。「何やってるのだろう?」。

ここで「ちょっとやってみる?」と声を掛けてやってくれれはもう大丈夫です。

しかし、ここでも不機嫌な顔をしている時は「お母さん(お父さん)がもうすぐ迎えに来るから、その時までには泣くのやめよう。最後に並ぶ時だけは頑張ってやろう。お母さん(お父さん)に少しは出来たってところ見せたいよね。」と言ってまた一人にします。

そして最後にみんなが並び出す時に一緒に並ぶように促します。周りが急にビシッと並ぶのを見て自分もやらなきゃと思うんでしょうか、静かに言うことを聞いて正座をします。

他ではどのようにしているのか分かりませんが、これが金町道場のやり方です。

いわゆる「アメと無視」作戦です。

一番やってはいけない事は泣きやませようとして怒ること。これは絶対に逆効果です。その時は言うことを聞いても心が通っていない叱り方はその内全く言うことを聞かない子になってしまいます。

見た目や形だけをやらせれば良いのではなく、心で動かすことが出来れば良いですね。



 

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