金町空手道場は東京都葛飾区の極真空手道場です。

梅雨に入り、外気温が30℃を超える日もあります。

なるべく水分を摂らないようにする、クーラーはつけないなど、ある所もありますが、運動に支障が出ない程度に水分は多く摂取し、動きやすい環境で運動する事が良いと私は思います。

私自身、高校野球部に所属して、真夏の炎天下で水を飲む事も許されず、過酷な環境で育ってきました。

また、空手の稽古やトレーニングも、あえてきついやり方を選んで、倒れるくらいの練習をしていた事もあります。

そのおかげで、肉体的にも、精神的にも強くなったことは間違いありません。

しかし、自分が経験してきたからこそ間違っている事、正しい事を人に教える事が出来るようになりました。

金町道場では暑い季節になると熱中症対策として適度な温度でクーラーを使用しています。

冬も暖房は欠かせません。

何故なら、私が寒いのが苦手という事もありますが、暑すぎても寒すぎても、運動のパフォーマンスが落ちてしまう事を身をもって知ったからです。

現代はいかに楽をして便利に生活するかという事に必死になっているように思えます。

使い方を間違え、便利なものに頼りすぎると、人は考える事をしなくなり退化してしまう気がしてなりません。

学校の宿題をインターネットやAIで答えを求めて、苦労せず簡単に終わらせようとする子も出てくるのではないかと。

やれば良い、試合に勝てば良い、新しい帯がもらえれば良いと結果だけを求めるのではなく、何故それをやらなければならないのかが本当に大事な事なのだと分かって欲しいものです。

雑巾に水を含ませ床を拭き、汚れた雑巾を洗う意味を感じる。

道場に来て稽古をし、一所懸命努力をしても大会ではなかなか結果が出なくても、その姿勢にこそ今あるものだと感じててください。

いつも言うように、目に見えないものこそ価値があります。