指導員ブログ

待つ勇気

2018/10/12(金) 23:24
金曜日の「幼年・少年初級」クラス。オレンジ帯になったばかりの子達が、稽古が始まる際にみんなを整列させている。何人かで相談しながら、「あーしよう、こーしよう」と言いながら。整列するのに5分くらい掛かりましたが、「よく並べましたね。次からもう少し早く並べると良いかな?白帯のみんなも自分で並べるようにしましょう」と伝えました。

大人や指導者が一方通行に「そうではない」「こうしなさい」と言うと、子どもはどうして良いか分からない。行動する事に恐怖を覚え、自ら動く事をしなくなります。そして、考える事をしなくなり、言われなければ動けない子になってしまいます。

自分で考えて答えを出した事は、絶対に忘れません。人から言われて動かされた事は簡単に忘れてしまいがちです。

私達指導者は、口を出したがります。でも、「何のために?誰のために?」と問うた時に、答えは「子どものために」です。

子どもがみずから考えて答えを出した事に成長と未来があります。

時には「待ってあげる勇気」が大事だなと感じます。



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