金町空手道場は東京都葛飾区の極真空手道場です。

金曜日の「強化選手」クラスで、出稽古に来てくれた初段の大学生と素手の組手を行いました。

本気でやりたいとの希望でしたが、とてもスピードが速く、久し振りに緊張感を持って組手が出来ました。

中学生の道場生もそうですが、スピードが速い。

私の反応が衰えている事もありますが、子ども達が強くなっている事がとても嬉しいのです。

本音を言えば悔しいのが当然ですが、弟子のレベルが上がる事は指導者冥利に尽きます。

」自分を超える事は出来ない」ぞと、上から押さえつける大人もいますが、世代は交代し、良い方向に進化していく事が道場の為だと思っています。

教え方や伝え方にはニ通りあります。

一つは、自分の持っているものを全て何でも教える。

もう一つは、何も言わず見て覚えろというやり方。

どちらが良いとか悪いとかはないでしょう。

私の教え方は、持っているものは出来るだけ出し、やって見せて背中で伝え、相手に考えさせて待ってあげる。

この三つを時と場合、人によって使い分けをします。

人の生きる道は「1＋1=2」と答えがある訳ではなく、空手も然り。

人によっては答えが3になる事もあれば、数字ではない答えになる時もあります。

答えは「人間」だから、あってないようなものなのです。