指導員ブログ

アドバイス

2018/10/18(木) 23:59
今日は「3~6歳ゆっくり」クラス。小さい子は言葉の理解も上手く出来ず、思うように体を動かすことが出来ません。ですから、同じ事を飽きさせずに何度も繰り返し、体で覚えてもらいます。1~2ヶ月で出来る子もいれば、1年で覚える子もいます。「なぜ出来ないの?」「あの子は出来るのに」と比べてはいけません。道場や学校では、多くの子ども達の中で比べることが出来ます。比べられるからこそ一人一人違い個性があるわけで、それをランク付けしてしまうと子どもはやる気を無くします。空手の稽古も試合も、やる気を無くさせる言葉は子どもにとって意味がありません。例えば、子どもに勝って貰いたいと思えば、負けたことに対して怒る事はマイナスです。

先日の全日本大会でも、審判をしていてセコンドに入っていた先生や保護者の言葉が今でも耳から離れません。試合中に「何やってるの!」「こうしなさい!ああしなさい!」と指示をしてばかり。自分がさせたい事ばかり言って果たしてアドバイスと言えるのか…それで勝ったとしても勝ちという形だけが残り、満足感や成長というものはない気がして仕方がありません。試合中に選手本人の意思など全く気にせず、勝たせたいという一心で命令をしています。言った人は満足ですが、果たして選手は満足感しているのでしょうか?

日常でも、アドバイスと命令というものを間違った使い方をしている気がします。

自分の為?

子どもの為?

子どもにやらせたい事と、子どもがやりたい事は同じとは限りません。

なるべく子どもには考えさせる力をつけてもらいたいのです。

命令ばかりしていると、指示がないと動けない子になってしまいます。個性のない子どもになってしまいます。

先日の大会の片付けも、子ども達は自ら考えて動いてくれましたね。







 
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