指導員ブログ

力を抜く所、入れる所

2019/08/07(水) 23:59
本日の「一般」クラスでは力を抜いた稽古を行いました。

良く「力を抜け」と色々なスポーツなどでこの言葉を聞きますが、どういう意味なのでしょうか?

空手の組手では相手を倒したり、効かせることが目標であり必要です。なので「力を抜け」となると、ダメージを与える方が出来ないと考えおかしいのではないかと思います。

これは、動き始めから相手に技が当たる直前まで力を抜き、相手には技が来ることをわかりにくくするということです。

演武などで板を割る時は、勢いをつけて思い切り突いたり蹴ったりするものですが、出来るようになるとスゥーッと構えて、慣性力、体重や重心の移動、体のねじれや回転力を使い当たる瞬間のインパクトだけに最大限の力を出せると板が軽くスパーンと突き抜けるように割ることが出来ます。

常に生徒に言っていることは「歩くように蹴る」と。歩くように自然体で一定の力で動き、足を地面についた瞬間に地面に穴を開けるように力を入れる。

難しくなかなか伝わらないかもしれませんが、これが出来るようになると力である相手を効かすのではなく、タイミングで簡単に効かせることが出来てきます。

人間生活の中でも、いつも肩肘張っていつも力を入れて生活していると、疲れだけが出て空回りしてしまいます。

オンとオフ、メリハリのある動きが出来るよう意識をして稽古をしたください。

全ては基本稽古、移動稽古から得るものです。



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