指導員ブログ

バケツの中で

2019/07/11(木) 23:35
木曜日の稽古は充実した内容でした。

幼年、小学生、中学生と初心者、中級、上級と話し方も、接し方も、教え方も一人一人変わります。それを一つのクラスで行うこともあります。レベルによってクラスを完全に分ければ良いのですが、一つのクラスでやる理由もあります。

それは「心」です。

漠然とした言葉ですが、何を考えているのか人の心を読み取り、先輩は後輩に手を差し伸べ思いやりを持ち、後輩は先輩に感謝の意を伝え憧れや尊敬を抱き、同輩同士お互いを励まし合います。

本日最後のクラス「組手」ではまさにその光景が生まれました。組手クラスでは毎回のことですが、道場のチームとしての絆が深まる時間です。

組手は「バケツの中」でやるものではありません。攻撃だけ、守りだけ、突きだけ、蹴りだけ、一つの動きだけでは通用しません。ましてや、ここだけであ満足しても上のレベルには届きません。

大海原の上で、下を見れば綺麗な魚が泳いでいたり危険な魚もいます。上を見れば綺麗な満天の星が広がっています。右を見れば大きな船がぶつかってくるかもしれないし、左を見れば誰かが島の上から笑顔で手を振っています。

視野を大きくもって、アンテナを大きく張り巡らせ、良い事も感じ取り、危険も察知しなければなりません。

バケツの中で行動するのではなく、もっと大きな大きな視野を持って行動していきましょう。





 
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