指導員ブログ

あの時感じたこと

2020/10/20(火) 23:59
今日は秋晴れの一日でした。

毎週火曜日のトレーニングクラスでは、にいじゅくみらい公園を一周、サーキットトレーニング、手押し車で丘の上まで、最後は3チームに分けて短距離リレー。

道場生と一緒になってトレーニングをするのはちょっぴりきついですが楽しいものです。

今から6ヶ月前に緊急事態宣言が発令され、道場も休館を余儀なくされました。

その時に一人で人気のない公園に行って懸垂をしたり、階段ダッシュをしたりトレーニングを行なっていました。

皆さんも同じ気持ちでしたでしょうが、本当に人恋しくてたまりませんでした。

今思えばこの間の二ヶ月間は私の人生において転機だったかもしれません。

こんなことが起きている時期だからこそ、考えさせられるものがありました。

どうしようもなく人に会いたい、道場生に会いたい、みんなと空手をしたい。

外には人気がなく、夜になれば車の走る音さえ聞こえなくなります。

お店はどこも休みで、本当に孤独でどうしようもありませんでした。

でも、川を渡った田畑の中にいると、車の走る音や人の声が聞こえない代わりに普段は聞こえない感じない鳥の鳴き声が聞こえ、風の音が聞こえ、季節の臭いを感じました。

夜に空を見上げると星がキラキラと輝き、静かな時間が訪れていました。

したいことが出来ず、会いたい人に会えない辛さや寂しさはありましたが、こんな時期でないと感じることが出来ないことを経験しました。

こんなことを言ったら怒られるかもしれませんが、こんなに強く思ったことは今までありません。

だから、今は大事な人と会える幸せ、みんなと空手が出来る幸せを当たり前に思わないで、幸せを噛みしめながら毎日を送っています。

当たり前の日常がこんなにも恋しかったんだなと。



rss

ブログ最新記事

ブログテーマ

アーカイブ

指導員ブログ

<< 2020年10月 >>
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31