金町空手道場は東京都葛飾区の極真空手道場です。

火曜日は水元公園へトレーニングに行きました。
道場の子ども達と本気で走り、本気で飛んで、こちらも良いトレーニングになります。
今日、道場生の子に聞かれたことがあります。
「先生、疲れないんですか？」
と。
普段は動いていない人と思われているのかもしれませんね。
でも、走っても誰にも負けません。

「先生は小さい時から足が速かったの？」
小学生、中学校の時は、運動会の徒競走ではいつも3位以下でした。
ロードレース（2～3ｋｍ走）もいつも真ん中くらいでした。
でも高校に入り野球部に入ってから足もそれなりに早くなり、身体も精神力も強くなりました。
この時期に空手に出会っていたらもっと強くなっていたかななんて思ったりしますが・・・

それから26歳で極真空手に出会い、そこから持久走も短距離もそこそこ早くなりました。
子ども達に伝えました。
「先生は小さい頃から足が速かったわけでも、身体能が抜群に良かったわけでもない。何事も一番になりたかったし上達したかったから、その時だけをがむしゃらに頑張っていた。そしたらいつの間にか人よりも足も速くなっていたし身体強くもなっていたんだよ。
だから、みんなも悲観しないで未来を信じて今を思いっきり努力をしていれば、今より速くもなれるし強くもなれるよ。」
と。

誰にでも可能性はあります。
大人は先が見えてしまうので、やる前から諦めたり手を抜いたりしてしまいます。
しかし、子どもの可能性は無限です。
何故なら自分がそうだったから。
今の自分にマイナスの限界を決めないでください。
反対に、今の自分が人より出来るとか、一番だとは思わないでください。
これも自分で限界を決めてしまい先に進めなくなります。

とにかく、希望を常に持ち続け、何事の誘惑にも負けず、未来の為にと一所懸命今を頑張るだけです。

昨日の日曜日に、金町道場が所属している坂本派の型講習会に参加してきました。
代表である坂本師範が行う稽古に参加するのはなかなかありません。
「型講習会」と言いながらも基本稽古、移動稽古を延々と行い道着は汗でびっしょりになりました。
参加した道場生と保護者の方は見ていたと思いますが、多くの黒帯や先生方がいる中でいつも自分が前に呼ばれて何かさせられます。
そしていつものようにみんなの前でダメ出しをされます。
そのたびに心の中で「クッソー」と思いながら「もっと上手くなってやる」と決意します。

しかしこれは名誉なことだと思っています。
前に出され呼ばれることは、認められているから見本にされているんだと。
昨日は坂本師範と隣で基本稽古を比べられましたが、ひそかに「自分の方が・・・」と思う自分もいます。
でも、こうして自分を上から叩いてくれ、人前で恥をかかせてくれることで叱咤激励してくれる坂本師範には感謝しています。
鼻で笑われるかもしれませんが、いつか師範を超えてやる、と思っていますが・・・

さて、今日の稽古はどのクラスも来てくれました。
特に「幼年・少年初級」「少年初中級」は参加が多かったです。
最近、上級生や上の帯の子が下級生や後輩を良くまとめてくれます。
以前から指導のお手伝いに来てくれる子はいましたが、まとめ方や教え方が本当に良くなってきました。
これには嬉しい意味で驚いています。

他人に教えられる人、注意が出来る人、先頭に立ってまとめる人、先に動く人。
正直、これらは誰でも出来ることではありません。
でも、一人一人が意識をしていけば誰でも出来ることではあります。
人の上に立てとは言いませんが、人に何か良い影響を与える人になってほしいなと願っています。

良い事も悪い事も周りの人は見ています。
いつも見られていると思って行動してください。
恥を知った上で恥をかかないように先の事を考えて行動してください。

《今日の稽古》
「少年初中級」　　　　　　　　　　　　　　　　　　「少年初中級」


「少年初中級」　　　　　　　　　　　　　　　　　「一般」