指導員ブログ

個性を伸ばす

2017/06/04(日) 22:13
6/3(土)は、高橋指導員と宮井指導員に道場の指導をお願いし、福島県猪苗代にてIBKO指導員合宿に参加させていただきました。
往復7時間という遠い道のりではありましたが、非常に多くの知識を持って帰ることが出来ました。
自分たちを指導してくださったのは、福島安斎道場の安斎最高師範九段と北海道今井道場の今井師範八段でした。
お二方は空手歴50年以上で、極真空手の創始者である大山倍達総裁から直々に指導を受けていた方でもあります。
自分はまだ空手歴18年という若年ものですが、今回の合宿で師範はこうおっしゃっていました。
「自分たちが空手を始めたころは、型の意味など教わらなかった。他の流派の真似をしたり、自分達で考えたり常に試行錯誤だった。極真空手は常に進化していくもので、基本稽古も移動稽古も型もしょっちゅう形や意味が変わっていた。」
自分も型の中の動きの意味はあまり教わったことがありませんでした。
ですから、他の師範から聞いたり自分で考えていました。
今回の合宿の中でも、型の動きの意味はいくつか違うものがありました。
しかし、答えは一つではなく、その動きが理に適っていればすべてが正解なのです。
人生においても、親や学校や塾の先生が決めた道筋をいくことが正解とは限りません。
人の話は聞いて下さい。しかし、それをよく考えて行動に移すのは自分です。

学力の高い学校に行くことだけが正解とは限りません。
自分の好きなことだけをやっていくのも正解とは限りません。

自分は道場で組手の稽古の時、蹴り方や突き方、受け等は細かく指導しますが、組手のスタイルや自分が得意な技に関しては自由にさせています。
基本的な事さえ教えれば、あとはそれぞれの個性ですから制限をする必要はありません。
むしろ個々の個性までああしろこうしろと決めつけてしまったらみな同じになってしまいます。
本人が臨んだことであればそれを伸ばしてあげればいい。
もし先生や親が全て「ああしなさい、こうしなさい」と縛らなけれ、それ以上に子どもは個性を伸ばす事も大いにあります。
その可能性を大人が締め付けることはしてはならないと自分は思います。
ですから、個々の戦い方を自分の方にはめることは絶対にしません。
自分同じ戦い方をしたら自分の組手は越せませんから。

 
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