指導員ブログ

幸せになれる人を・・・

2017/11/06(月) 23:59
Facebookにも書きましたが、「幼年・少年初級」クラスでは、小さなオレンジ帯が育ってきています。

「人を育てる」とは、全ての答えを教え込み、地位や立場、大人という力や年齢で抑え込み、自分の思ったように動かしてみてもなかなか人は育ちません。
なぜかといえば、人は皆それぞれの意思や考えを持っているからです。
最初は自分よりも何かに優れていたり、上であれば着いていくでしょう。
しかし、ある程度になると「この人はおかしなことを言っていないか?間違っているのではないか?たいしたことないんじゃないか?」と、そんなことを思い始めてきます。
若い時の自分がそうでした。

お金や地位でしか動かせない事もあります。
しかし、お金や地位で動かせない人を動かすにはどうすればよいか?
「心」です。
自分はお金持ちでもないので、妬みややっかみがあるかもしれませんね。
しかし、純粋な子どもはお金や物だけでは心を満たしません。
お金をかけて、物や行為を与えても心が満たさなければ大人の価値と子どもの価値は一致しません。
例えば、どこそこの一般の人では入ることの出来ない高級お寿司屋さんに子どもを連れていきます。
もちろん美味しいことは間違いありませんが、子どもにとっては、ハンバーグが乗っているお寿司やいろんなものが流れて来る100円の回転すしの方が心を満たす事もあります。

子どもの目線に立って物事を考えてあげ、大人の目線でアドバイスをしてあげるのが一番ではないでしょうか?
自分はよく人に「子どもだね」と言われます。
今の自分にとっては褒め言葉です。
子どもの目線と心のまま、大人の知識と経験を持ち合わせているのですから、「育てる」という事では褒め言葉でしょう。

言葉や常識、感覚を持っている大人や賢い子を育てたり教育することは至って簡単です。
しかし、言葉の意味を出来ない子ややろうとしても出来ない子を育てたり教えることは簡単なことではありません。
そんな人や子どもに理解してもらい、思った通りに導いて育てることこそ本当の教育者であり指導者であると思います。
そんな指導者に少しでも近づけるようにと努力する毎日です。

「幸せにさせる」様に育てるのではなく
「幸せになれる子」を育てたい



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