指導員ブログ

福井県道場遠征②

2017/10/11(水) 23:45
二日目

公共の宿に宿泊し、そこから30分程車で走った体育館へ向かいました。
体育館には、道場生や先生方が集まり張りつめた空気の中で昇級審査会が行われました。
自分は本部長と一緒に前のイスに座って見させて頂きました。

審査の内容は、金町道場が行なっていることとあまり変わりはありませんでしたが、何よりも一人一人が一所懸命で全力で行なっていました。そして、一人一人の顔に緊張感がありました。
審査会を見させて頂いて思ったことが、礼儀そして先輩や先生方に対する礼節が間違いなくしっかりと行なわれていたこと。
技術や強さではなく、礼儀礼節という武道だけでなく社会でも最も大切な事がきちんと成され、そこに「先輩と後輩」、「先生と生徒」という信頼関係がしっかりと成立していました。

審査会には金町道場生の子ども達も参加させていただきました。
ここで福井道場との差が出たのは、気合い返事の大きさ、一生懸命さ、力強さ、立ち方でした。
あえて厳しく事実を書かせてもらいます。
金町道場生は全くと言っていいほど出来ませんでした。
当然、知らない場所で勝手のわからない審査会に参加し、やることも良く分からず技を出さなければいけない。緊張もするしどう動いて良いかわからず声も出なくなるのもわかります。
しかし、最初にみんなには言いました。「とにかく大きな声を出して力いっぱいやってください。」
立ち方もだらしなく、何一つ勝てることはありませんでした。
審査の途中でしたが、受審している方には失礼と思いながらも皆の前で叱咤しました。
「何しに来てるのか?わからない事もあるだろうけど声ぐらいは出るだろう?声も力も出さないならば審査を受ける人たちに失礼だから下がって見ていてください」
と言い、一人の金町道場生に下がってもらいました。
本当に恥ずかしい思いをしましたが、すべては自分の指導力のなさと指導不足だと反省をしました。

午前の審査会が終わり、午後からは「型の講習会」が行われました。
黒帯の先生が16名、道場生が50名程集まり厳粛なムードの中講習会は行われました。
この型講習会は、大会のポイントを学んでもらおうと企画したもので、山口本部長の計らいで自分が講師として3時間指導させて頂くこととなりました。



黒帯の先生方を含め、ズラリと並んだ道場生を指導することは大変恐縮でした。
しかし、皆さん嫌な顔一つせず真剣に話を聞いて下さいました。
講習会の最後では、せっかくだからと自分と金町道場生で型の「征遠鎮」を行ないました。


講習会の最後には、みんなの前で金町道場生一人一人にお土産を渡され、集合写真を一緒に撮らせて頂ました。


皆さんと最後の別れを言い、車に乗り体育館を離れるまで20人程の道場生と保護者、先生方が手を振って見送ってくれました。

500kmも離れた地で、こんなにも「おもてなし」をしてくださり、こんなにも優しくしてくださった山口本部長をはじめ黒帯の先生方、道場生の皆さん、保護者の皆様本当にありがとうございました。
本当に行って良かったと心より思っております。

福井を去った後は、一人車を8時間走らせ帰路に着きました。

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