指導員ブログ

習い事

2017/01/23(月) 22:41
ある調査で、昨年の子どもの習い事ランキング1位は「水泳」でした。
道場生の中にも水泳を習っている子が結構いますね。
空手はというと、以外に人気が高く10位以内に入っています。
調査機関によっては、「子供にやらせたい習い事」で3位以内に入っているものもあります。

金町道場のホームページにも書いてありますが、空手で学ぶことはピアノや塾、他のスポーツとは少し違うものがあります。
まず、空手という武道では「礼儀・礼節」を重んじます。
他のスポーツでもこれは教えているところが多いと思います。
空手道場では、道場の入り方、座り方、立ち方、など常に細かい事まで教えます。
最初は「なぜ?」と思いながらも言われたことだけをやります。
しかし、ここでなぜそうしなければいけないのかを座り方、立ち方、挨拶の仕方から意味を教えます。
意味が分かると自分で色々と考えるようになります。
自分で考えるようになると、周りの空気を読んで行動し、自分から進んで動けるようになっていきます。

空手の稽古には、相手と戦う「組手」というものがあります。
組手が嫌いな子が結構いるみたいですが、組手にはやってはいけないルールがあります。
そして、自分が叩かれたり蹴られたりすれば痛いと感じます。
自分が痛いと感じれば、相手も痛いんだなと人の気持ちがわかるようになります。
そして、相手の表情などから何かを感じ取り相手に合わせてコントロールできるようになります。
自分の痛みから他人の痛みを感じるようになり、それが相手に対する「思いやり」に変わっていきます。

以前にも書きましたが、お坊さんの修行で滝浴びや火の前でた得る行がありますが、肉体の鍛錬から心の鍛錬を学んでいます。
今日の稽古では、腕立て伏せや腹筋、背筋などを行ないました。
最後まで諦めないでやり切ることが、受験や社会に出たときに必ず役に立ってくれるはずです。
この先やりたいことや、家庭の事情で空手をやり続けることが難しくなるかもしれません。
いつか「この道場で空手を習っていて良かった」と思ってくれればいいなと思っています。

 
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